SDGsとは

目標8.働きがいも経済成長も ターゲット9

目標8.働きがいも経済成長も ターゲット9

目標8.包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

観光業は、地域の雇用創出、文化の振興、そして地方産品の販促など、地域経済の活性化に大きく貢献する産業です。

しかし、観光業が持続可能であるためには、観光地の自然や文化を守りつつ、観光による経済効果を最大化するための適切な政策が必要となります。

ターゲット9 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。

観光業と地方振興

観光業は地域の雇用創出に貢献します。

地元のサービス業や製造業、農業などが観光客に向けた商品やサービスを提供することで、新たなビジネスチャンスを創出することが可能です。

また、観光客が地元の文化や伝統に触れることは、地域文化の継承や振興にも繋がります。

観光業が盛んな地域では、文化や伝統が地元の誇りとなり、それが新たな観光資源となります。

 

持続可能な観光とは

持続可能な観光は「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」と定義されています。

観光業の発展が環境への負荷となることもあるため、持続可能な観光業の推進が求められています。

具体的な手段として、観光地の自然や歴史的な資源を保護しつつ、地元経済の活性化を図る方法として、エコツーリズムや文化ツーリズムが注目されています。

これらは、観光客が地元の自然や文化に深く触れながら、地域に対する理解と尊重を育むことを重視しているだけでなく、観光地の環境や文化に配慮した行動を観光客に促すことで、地域資源の保全と観光業の持続的な発展の両立が可能です。

 

政策による持続可能な観光業の推進

政策による持続可能な観光業の推進が重要であり、そのためには観光業の環境負荷を評価し、適切な規制やインセンティブを設けることが求められます。

また、観光事業者や地元住民、観光客とのコミュニケーションを通じて、持続可能な観光業の理念を共有し、実践に移すことも重要です。

これにより、観光業が地方の経済活性化を支えつつ、地域資源の保全と持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。

 

次回の記事では、ターゲット10について解説していきます。

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