SDGsとは

目標12.つくる責任 つかう責任 ターゲット5

目標12.つくる責任 つかう責任 ターゲット5

目標12.持続可能な消費と生産のパターンを確保する

持続可能な消費と生産を実現するためには、廃棄物の量を減らす取り組みが必要です。

廃棄物の発生を防止するだけでなく、再生利用や再利用によって削減する取り組みが求められています。

ターゲット5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

世界のごみ(廃棄物)の現状

現在、世界各地で発生する廃棄物の量は年々増加しており、国際連合環境計画(UNEP)によると、毎年約20億トンの廃棄物が生成されていると推定されます。

この数値は、2050年までに70%増加すると予測され、特にプラスチック廃棄物の問題は深刻で、海洋汚染の主な原因の一つです。

また、食品廃棄物も大きな問題であり、生産食料の約1/3が廃棄されています。

これらの問題に対処するためには、廃棄物の発生を根本から防ぐ取り組みが必要です。

 

廃棄物削減のための取り組み

廃棄物削減に向けた取り組みとして、製品の設計段階から廃棄物の発生を抑制することを目指す必要があります。

例えば、製品の耐久性を高めたり、修理や再利用が容易な設計を採用したりすることで、廃棄物の発生を減らせるでしょう。

また、消費者に対しては、リサイクルやコンポスト化など、廃棄物の適切な処理方法を啓発し、資源の循環利用を促進することが求められます。

さらに、企業や地域コミュニティによるイニシアチブも重要で、廃棄物の削減に向けた様々なプロジェクトが世界中で展開されているのです。

 

資源循環への取り組み

資源循環型社会の実現には、廃棄物の再生利用や再利用が鍵を握ります。

これには、家庭や企業で発生する廃棄物を資源として再評価し、新たな製品やエネルギー源として再生利用する取り組みが含まれます。

例えば、廃プラスチックを原料として再生利用する技術や、生物分解性材料の開発が進められています。

これらの取り組みにより、廃棄物の減量と資源の有効活用が図られ、持続可能な消費と生産のパターンへの移行が期待されているのです。

 

次回の記事では、ターゲット6について解説していきます。

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