SDGsとは

目標8.働きがいも経済成長も ターゲット10

目標8.働きがいも経済成長も ターゲット10

目標8.包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

金融に関する知識や金融サービスへのアクセスは、人々が経済的に安定した生活を送り、富を蓄積するための最初の一歩です。そのため、ファイナンシャル・インクルージョンは世界の経済格差を縮小し、貧困を撲滅するうえでも非常に重要な考え方となります。

ターゲット10 国内の金融機関の能力を強化し、全ての人々の銀行取引、保険及び金融サービスへのアクセスを促進・拡大する。

金融包摂(ファイナンシャル・インクルージョン)とは

金融包摂(ファイナンシャル・インクルージョン)とは、貧困や難民などに関わらず、誰もが取り残されることなく金融サービスへアクセスでき、金融サービスの恩恵を受けられるようにすることを意味します。

途上国地域で暮らす貧困層の人々の中には、金融に関する知識の不足や与信力が原因で金融サービスへのアクセスが得られず、結果として貧困サイクルから抜けられないといった問題を抱えている人が多くいます。

こうした貧困層に対して少額の融資をするマイクロファイナンスといった取り組みも、金融包摂の一つです。

金融包摂では金融機関を通じて基本的な銀行取引が可能になり、貧困層や農村部の人々が経済活動を行う上で重要な役割を果たします。

 

金融包摂の促進について

金融包摂の欠如は、特に低所得者層に相対的に大きなマイナスの影響をもたらす傾向があることから、金融包摂の促進は、世界的な貧困の削減や所得不平等の軽減において重要な役割を果たすと考えられています。

その一方で、従来の金融サービスでは、顧客層やコスト面などで対応が難しく、昨今では、FinTechを活用した金融包摂促進のための取り組みが各国政府や国際機関、民間事業者などによって進められているのです。

 

金融包摂の実現に対する貢献が期待される FinTech

FinTechは、「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた米国発の造語です。

金融と情報技術(IT)を融合した技術革新を指し、特に2008年のリーマン・ショックをきっかけに、従来の金融に失望した米国の投資家や起業家らが新しいトレンドを作ろうと試み、そこにスマホ革命が勃発し、世界的に加速・普及していきました。

現在、暗号資産やデジタル証券、モバイル決済、ネット送金、ソーシャル金融、ロボアドバイザー、クラウドサービス、アプリなど、多様な金融サービスが提供されています。

FinTech の活用により、開発途上国における低所得層の人々の金融サービスアクセス率向上が期待されているのです。

 

次回の記事では、ターゲットaについて解説していきます。

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