香りが伝わる、味が伝わる、心が伝わる掛川茶
中根製茶株式会社
今回のSDGs取組事例は、中根製茶株式会社さんです。
静岡県掛川市で創業75年以上の歴史を持つ老舗の製茶業を行っている会社です。
静岡県は緑茶の消費量が全国トップであることも知られています。
特に掛川市は品質がよいお茶づくりの地域として認められ、全国茶品評会では農林水産大臣賞を受賞するなど毎回上位を占めています。
しかし、茶産地と荒茶生産量は就労者の高齢化と後継者不足で減少の一途にある中、今後の持続可能な生産に向けては、モチベーションの維持の為にも価値あるお茶がもっと価値に見合った価格で売れる必要があると感じます。
中根製茶株式会社さんの取り組みは、ライフスタイルの変化の中で現代のニーズに合った製品の開発から商品化に至るまで商品のバラエティーにつながり、地元のリーフ茶の消費や世界的な日本食への関心の高まりからも、日本国内でなく世界に向けてもお茶産業のアピールにもつながるのではないでしょうか。
お茶の消費は、リーフ茶(急須で淹れるお茶)が平成12年をピークに以降年々減少傾向にあります。そんな中、等の簡便茶の消費ティーバッグ額が最も大きくなっています。
中根製茶株式会社さんでも、【作る責任・売る責任】の重要性において自社製品のティーバッグを現在使用している化石燃料を使ったティーバッグから、微生物の力で水と二酸化炭素にまで分解される『植物性由来の生分解性素材のティーバッグ』に切り替えることで、温室効果ガスの排出削減に貢献できないかと考えました。
私たち私たち消費者も【つかう責任】の一端を担っています。飲み終わったティーバッグが環境負荷を低減するとともに環境保全にも貢献する双方向の関係性を保っていきたいですね。
現在、SDGsを含め時代の価値観が見直されています。たった一杯のお茶も私たちの暮らしを豊かにし、人々の交流、産地や産業の活力にも繋がります。 あなたも茶葉販売店や通販などを通してお茶を求めてみてはいかがでしょうか。
目標12
つくる責任つかう責任
目標13
気候変動に具体的な対策を
目標15
陸の豊かさも守ろう
本社サイト