前回、SDGs取組事例で 居宅介護事業にて取り上げさせていただいたウェル恵明会株式会社ですが、今回は未来を担う子供たちに関する事業について取り上げます。
放課後等デイサービスという事業があります。
これは、障がいのある就学児童が、学校終了後の放課後や長期休暇中に通う施設で、学校外で彼らの居場所をつくり、さまざまな体験の機会をつくりながら、障がいのある児童とその家庭を支えるために創設された施設になります。
障がいのある子どもの療育の場・自立支援の場であるとともに、家庭に代わって一時的なケアを行うことで、家族に休息を取ってもらう役割も担っています。
SDGsの目標に照らしますと当然【3.すべての人に健康と福祉を】や【4.質の高い教育をみんなに】が挙げられますし、地域との連携を図る事で【11.住み続けられるまちづくりを】【17.パートナーシップで目標を達成しよう】も挙げられます。
とかく、福祉は置き去りにされがちな印象もありますが、障がいを持つ彼らの自立支援が少しでも進めば、地域全体の生産性の底上げと向上も見込めます。それは、持続可能な社会という視点で考えても理にかなっている活動なのだなと強く感じます。
ウェル恵明会株式会社が取り組む 放課後デイ等サービス は【アソベル東新町】【るぴなすスクール駒場】【アソベル旭町】【アソベル磐田】【アソベル袋井駅前】【アソベル袋井】【アソベル久能】と磐田・袋井に7拠点展開されています。
コロナ禍で各地の卒業式が縮小傾向だった2021年3月は、放課後等デイサービスに通う卒業生のために「グラデュエ―ションセレモニー」を 企画開催し、思い出作りを行なったり、【14.海の豊かさを守ろう】をテーマにアート展を開催したりと、独自のイベントも行ない、子供たちの思い出を作ったり、発想を育てたりされています。
それらの開催には地元の文化施設との連携が不可欠で、2021年3月に開催されたグラデュエーションセレモニーやアート展は、磐田市の文化施設(大藤交流センター)に協賛してもらい、開催できたそうです。
そういった連携を積極的に行なうことで、他の組織とのコミュニケーションの質も量も増え、それは地域とのきずなを強くしていく重要な要因になっていくのではないかと感じました。
次回、第3弾ではペーパーレスについてのSDGs取組事例についてご紹介します。
目標3
すべての人に健康と福祉を
目標4
質の高い教育をみんなに
目標11
住み続けられるまちづくりを
目標14
海の豊かさを守ろう
目標17
パートナーシップで目標を達成しよう
ウェル恵明会株式会社
放課後等デイサービス るぴなすスクール×アソベル